【連載詞】Sunshine~ソシテ僕等ハ夢ヲ魅ル~【第3章】

小説・詩

概要

高校生の時に創作したオリジナル小説になります
連載というカタチで進めさせていただいておりますのでぜひ序章からお読みくだされば幸いです

第1章
第2章

登場人物紹介

繰原翔(クルハラカケル)15歳
SHOU名義でモデル、歌手として子役時代から芸能界で活動していたが高校進学を機に引退した
倫、麗とは同郷で幼馴染

夜代倫(ヤシロリン)15歳
翔の幼馴染で翔とは同い年
由莉の彼氏
父親はホテルなどレジャー施設等広く経営する夜代カンパニーの社長である

夜代麗(ヤシロレイ)16歳
倫の兄であり倫や翔より一足先に架静学園に入学していた
冷静沈着な性格

吉乃由莉(ヨシノユリ)15歳
倫の中学時代からの彼女で高校は名門のお嬢様学校へ進学した

朝未大輝(アサミダイキ)年齢不詳
SHOUの楽曲製作を担当していたプロデューサー
業界では変わり者として敬遠されている傾向があった

【第3章】黎明

夜も昼もない 虚ろな街並みだけ従えて
ただ歩いて行く 枯れていく心から言葉は出ない

夢を追い疲れ 流した涙まで
君に預ける 残ったのは小さな魂(ソウル)

明日はいつまで続く? この闇の儚い世界で
ただ1つのものを信じ続ける
全て失くす前に

強がっていた 傷だらけの体(ココロ)を庇いながら
自由を求めて何かを捨て旅立ち 此処に来たけど

離れてく自分 道端に転がって
君が微笑む 「人はみんな孤独だから」

昨日と同じ空間 彷徨って 誰かに気づいて
ただ1つのものを抱き締めていた
「決シテ離サナイデ・・・」

止まらない時に 流され 街を行く
光が見える 君が指した その行方に

明日へ歩いてゆける この闇の儚い世界で
ただ1つのものが僕を導く
手を握っていた・・・

「ねぇ、いつかは夢が叶うの?」
君はあの歌をうたいながら
ただ1つの答えを探し続ける
2人で存在る(イル)こと・・・

繰原翔の日記

わからない、わからないよ
どうして朝未さんがあのタイミングであそこに現れたのかも
どうしてあんな話をボクにしたのかも
どうしてあの詞をボクに渡したのかも
結局、何がしたかったのかも・・・
朝未さんの大切な人に、いなくなってしまった大切な大切な人にボクはそんなに似ているんだろうか?
その人に似ているから?だから・・・
だから朝未さんはボクに近づこうとしてるんだろうか?
それとも純粋にボクのことを想ってくれてる?
ううん、わからない
ボクには何もわからない
渡された詞の本当の意味も、朝未さんの過去も・・・
わからないけど、でもボクはボクの気持ちはそんなんじゃなくて、こんなところにはなくて
どうしたらいいのかな・・・

【第3章】簡単なあらすじ

ある日の放課後、帰ろうとした翔を車の中から呼び止めた人物がいた
マスコミ対策として周囲の目を気にしていた翔はつい車に乗ってしまう
その人物はアイドル時代の翔(SHOU)のプロデューサー朝未大輝だった
朝未は翔を自宅に招き、新しく書いたという詞を見せるのだが・・・
そこには朝未の過去のトラウマとなった経験談が隠されていたのだった

第4章へ続く・・・

小説・詩
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