【連載詞】Sunshine~ソシテ僕等ハ夢ヲ魅ル~【第2章】

小説・詩

概要

高校生の時に創作したオリジナル小説になります
連載というカタチで進めさせていただいておりますのでぜひ序章からお読みくだされば幸いです

第1章

登場人物紹介

繰原翔(クルハラカケル)15歳
SHOU名義でモデル、歌手として子役時代から芸能界で活動していたが高校進学を機に引退した
倫、麗とは同郷で幼馴染

夜代倫(ヤシロリン)15歳
翔の幼馴染で翔とは同い年
由莉の彼氏
父親はホテルなどレジャー施設等広く経営する夜代カンパニーの社長である

夜代麗(ヤシロレイ)16歳
倫の兄であり倫や翔より一足先に架静学園に入学していた
冷静沈着な性格

吉乃由莉(ヨシノユリ)15歳
倫の中学時代からの彼女で高校は名門のお嬢様学校へ進学した

【第2章】DAYDREAM CAFE

毎朝いつものホテルのラウンジ
淹れたてのコーヒーの香りと君の声
ボクはコーヒーより紅茶派かな?
寝ぼけ眼で頭を掻いてトーストに手を伸ばす
カリカリベーコンとふわふわスクランブルエッグ
バターも良いけどたまには
オシャレにマーマレードもいいかもね?
そんなに甘くないのならワッフルとかも
たまには良いんじゃない?
フルーツにヨーグルトも忘れないでね

昨日の宿題も片付いてないけど
巡って巡って君と毎朝モーニング
大事なあの子もたまには一緒に
みんなで囲んで一日が始まる

冷静な君も朝だけはご機嫌
ブラックコーヒーでキリリと整えて
新鮮フルーツ オレンジかじるんだ
目玉焼きは固めがお好き?
パンはちょっと重いかな?
朝から食べ過ぎ!なんて怒られて
笑いあっていざ向かうんだ

何もかもがなんだか嬉しい
弾んだ足取り校門くぐって
いつものみんなに笑顔で挨拶
取り戻した「普通」の日々
君と並んでこれからもずっと
この道を歩いていきたい

夜代倫の日記

全く、うちの親父は相変わらずツメが甘いんだよな?
俺と麗、それに翔が同じ高校に行くって決まってからは「お前たちも少しは自立しないとダメだ!」って
元々会社の社員寮だったボロアパートを寮としてそのまま貸してくれたのはいいとするけど。
食事も身の回りのことも自分たちでやれって意味なのかと思ったら・・・
毎朝隣の高級ホテルのラウンジに朝食を用意してくれてるんだもんな?
これじゃあちっとも自立にならないじゃないか!
確かにホテルは親父の会社のものだし、従業員も親父の部下だけどさ・・・
これじゃあバカ息子たちだって思われても仕方ないよな?
まぁどうせ会社を継ぐのは兄貴の麗だから良いんだけどさ。
確かにホテルのラウンジで食う朝飯はめっちゃ美味しいけどな。
せっかくあんなに豪華な朝食なんだし、たまには由莉にも声かけるかな。
アイツ、名門のお嬢様学校に進学したのは良いけど・・・
うまくやれてるのかな?
アイツ結構気が強いところがあるから周りのお嬢様方とうまくやっていけてるのか少し心配だな。

第2章】簡単なあらすじ

かくして翔の「普通」を取り戻すための高校生活が幕を開けた
高校生活のために倫・麗の父親が用意した三人の住まいは従業員の社員寮だったボロアパートだった
三人は食事など身の回りのことを全て自分でやらないといけない環境に置かれることになったものの、朝食だけは隣の高級ホテルのラウンジで摂るのだった
翔の「普通」を取り戻すために倫と麗もマスコミ対策などやることが山積みなのであった

第3章へ続く・・・

小説・詩
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