遊馬(あそま)しいしのペーパークラフトコレクション(22)

ハンドメイド・クラフト

非ユークリッド幾何学って、誰もが知ってる常識だよね?

平面上で,直線外の1点を通って,この直線と交わらない直線はただ一つ存在するという,

いわゆる平行線公理が成り立つ幾何学をユークリッド幾何学と呼びます。 

これに対し,平行線公理が成り立たないような幾何学を非ユークリッド幾何学といいます。

あまりにも常識すぎて、いまさら説明なんか不要ですよね。

ペーパークラフトと言ってよいのだろうか?

私は「非常識」人間なので、ユークリッド幾何学なんて何のことか、さっぱりです。

まあ、まずは画像を見て下さい。

文面に「新宿オールスターズ」とあります。

人物の写真、建物の写真を切り貼りして立体ジオラマ化しています。

以前、日本のペーパークラフトの歴史で250年以上前の江戸時代には、

「立版古(たてばんこ)」という浮世絵版画のペーパークラフトを制作する遊びが

あったことを紹介しました。

これは、版画でなく、写真を使っています。

フォトモって言うんですよ

フォトモとは、写真家であり美術家である糸崎公朗(いとざききみお)氏が考案した造語で、

「写真(フォトグラフ)」と「模型(モデル)」を組み合わせた造形のことです。

非ユークリッド写真連盟が編み出した驚異の立体写真で、

写真を複数枚撮って組み合わせ、立体的な街の風景を作り上げた「3D写真」と呼べる作品です。

実際の写真をパーツとして使い、立体化することで

人々の営みの一瞬を切り出したような、

平面写真では感じられない世界観が創造されます。

人々のざわめきや、生活音、交通音など、まるで自分がその場にいるような、

圧倒的な臨場感を感じることが出来ます。

まるで自分がそこにいるみたい

川のせせらぎが~

BBQの匂いが~

子供達の騒ぎ声が~

写真を使っているから、ペーパークラフトでも、まるで写真の様です。

ただ、人物を切り出す作業はとても大変そう。

「フォトモ・路上写真の新展開」という書籍です

作品の写真ばかり載せているから、ペーパークラフトBOOKに見えるかもしれませんが、

「フォトモ・路上写真の新展開」という181ページにわたる本です。

写真より文章のほうが圧倒的に多いです。

作品紹介の写真は魅力的なものばかりです。

実は、この本とは別に1998年に「ペーパークラフト・組み立てフォトモ」が刊行されています。

よって、フォトモはペーパークラフトと分類してもよいということになります。

(確か購入したと思っていたのですが、探してもみつからない)

現時点で、「フォトモ・路上写真の新展開」はAmazon等で購入することが可能です。

お土産なのです!

YumaYumacraftの遊馬(あそま)しいしがフォトモをデザインしたらこうなりました。

広島立版古シリーズ、観光土産です。

立版古って表記していますが、写真をパーツにしていますのでフォトモスタイルとも言っています。

私も、このお土産立版古をデザインしたときは、フォトモのことは知りませんでした。

何とかイメージが形になってきたあとに、フォトモのことを知りました。

こちらは平和記念公園レストハウス、おりづるタワー、広島城三の丸IPPINで

販売しています。

ハンドメイド・クラフトペーパークラフト
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