非ユークリッド幾何学って、誰もが知ってる常識だよね?

平面上で,直線外の1点を通って,この直線と交わらない直線はただ一つ存在するという,
いわゆる平行線公理が成り立つ幾何学をユークリッド幾何学と呼びます。
これに対し,平行線公理が成り立たないような幾何学を非ユークリッド幾何学といいます。
あまりにも常識すぎて、いまさら説明なんか不要ですよね。
ペーパークラフトと言ってよいのだろうか?

私は「非常識」人間なので、ユークリッド幾何学なんて何のことか、さっぱりです。
まあ、まずは画像を見て下さい。
文面に「新宿オールスターズ」とあります。
人物の写真、建物の写真を切り貼りして立体ジオラマ化しています。
以前、日本のペーパークラフトの歴史で250年以上前の江戸時代には、
「立版古(たてばんこ)」という浮世絵版画のペーパークラフトを制作する遊びが
あったことを紹介しました。
これは、版画でなく、写真を使っています。
フォトモって言うんですよ

フォトモとは、写真家であり美術家である糸崎公朗(いとざききみお)氏が考案した造語で、
「写真(フォトグラフ)」と「模型(モデル)」を組み合わせた造形のことです。
非ユークリッド写真連盟が編み出した驚異の立体写真で、
写真を複数枚撮って組み合わせ、立体的な街の風景を作り上げた「3D写真」と呼べる作品です。

実際の写真をパーツとして使い、立体化することで
人々の営みの一瞬を切り出したような、
平面写真では感じられない世界観が創造されます。
人々のざわめきや、生活音、交通音など、まるで自分がその場にいるような、
圧倒的な臨場感を感じることが出来ます。
まるで自分がそこにいるみたい

川のせせらぎが~
BBQの匂いが~
子供達の騒ぎ声が~
写真を使っているから、ペーパークラフトでも、まるで写真の様です。
ただ、人物を切り出す作業はとても大変そう。
「フォトモ・路上写真の新展開」という書籍です
作品の写真ばかり載せているから、ペーパークラフトBOOKに見えるかもしれませんが、
「フォトモ・路上写真の新展開」という181ページにわたる本です。

写真より文章のほうが圧倒的に多いです。

作品紹介の写真は魅力的なものばかりです。

実は、この本とは別に1998年に「ペーパークラフト・組み立てフォトモ」が刊行されています。
よって、フォトモはペーパークラフトと分類してもよいということになります。
(確か購入したと思っていたのですが、探してもみつからない)
現時点で、「フォトモ・路上写真の新展開」はAmazon等で購入することが可能です。
お土産なのです!
YumaYumacraftの遊馬(あそま)しいしがフォトモをデザインしたらこうなりました。
広島立版古シリーズ、観光土産です。
立版古って表記していますが、写真をパーツにしていますのでフォトモスタイルとも言っています。
私も、このお土産立版古をデザインしたときは、フォトモのことは知りませんでした。
何とかイメージが形になってきたあとに、フォトモのことを知りました。






こちらは平和記念公園レストハウス、おりづるタワー、広島城三の丸IPPINで
販売しています。