新しいペーパークラフトの世界(11)

ハンドメイド・クラフト

超!超!超!激ムズペーパークラフト

前回の「新しいペーパークラフトの世界(10)」では

工作が大変難しい外国製のペーパークラフトを紹介しましたが、

今回はその難しさを上回るペーパークラフトを紹介します。

写真は「零戦」、ポーランド製のペーパークラフトです。

裏表紙の画像は「PROTOTYP(試作品)」との表記があります。

これだけ見ても結構な精密さです。

どーせーちゅうねん!

パーツをご覧下さい。

おわかり頂けたでしょうか?

何と、このペーパークラフトのパーツには「のり代」が無いんです!

普通ペーパークラフトを組み立てるにはパーツ同士を貼り合わせて作るのですが、

貼り合わせ部分には「のり代」が設けられており、

その「のり代」に糊を付けて組み上げていきます。

しかし、この外国製のペーパークラフトは、「のり代」の設定が無いんです。

つまり、用紙の余白を使って「のり代」を作り、接合するという作業になります。

「のり代」設定があった場合、接合部分に段差が発生することになるのですが、

「のり代」を自作する方法では段差が発生することはなく、

接合部分はある意味プラモデル以上にきれいになり再現度も高くなります。

ペーパークラフトのモデラーの中には、敢えて「のり代」部分を断ち切り、

別付けで製作する方もおられます。

コックピット部分の組立説明図です。

やはり、説明文は一切ありません。

次の画像がコックピット部分にあたるパーツです。

これを切り出し、「組立説明図を参考に工作しろ」ということで、

パーツの切り出しはハサミでなく、デザインナイフを多用することになり

かなり頭を使う、手も使う厳しい作業となります。

前回紹介したペーパークラフトも工作難易度が高いものでしたが、

このモデルはその比ではありません。

何故、沼っていくのか解った気がする

タミヤの1/33サイズのプラモデルでも、ここまで細かく再現はされていません。

ペーパークラフトだからこそ再現できる世界です。

この細かさが良いですね~!

これぞ、モデラーのためのモデルと言えるでしょう。

最高に難しいが、最高に楽しい

ミリタリーペーパークラフトのコレクションをもう一つ

第二次世界大戦時のドイツの対空砲です。対戦車砲としても使用されました。

ポーランド製のミリタリーシリーズは、戦闘機、戦車、戦艦など大変多くリリースされています。

いずれもパーツ数が多く、ユーザーに全く優しくない工作難易度なのですが、世界的には大変評価が高く、多くのファンがいます。

やはり、「のり代」がありません。

組立説明図も難解です。

(あ、少し説明文がある!読めん!)

細かすぎる分、再現度は半端なく素晴らしい!

作るのは難しいけど、入手は簡単

これらのペーパークラフトは「紙模型.COM」さんで購入できます。

「紙模型.COM」ではポーランド製だけでなく、他の国のペーパークラフトも入手可能です。

以下に「紙模型.COM」さんのリンクを貼っておきますので、ぜひご覧下さい。

紙模型.com ペーパークラフト
ハンドメイド・クラフトペーパークラフト
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