※注意※
1.筆者はクリスタの民です。
2.この記事にはかなりの力技が含まれています。良い子の皆さんは便利機能を存分に使いましょう。
3.「やってみたい!」って方は最後まで読んでから行ってください。
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最近巷で話題のウォーターマーク。
最近お絵かきの民の間でよく名前を聞くようになりましたね。
ウォーターマークとは、絵に「無断転載禁止!」みたいな透かしとか自分のサインとかで他者に勝手に絵を使用されることを防ぐものです。
特に前者の透かしって最近すごくよく見かけますよね。
でも!透かしあると見にくくない!?
絵を邪魔しないどころか引き立てつつ無断利用妨害したくない?
ということでうつぎが思いついたのが「本の表紙風ウォーターマーク」。まあ、実際は透かしじゃないのでウォーターマークかというと微妙ですが…
本の表紙風ウォーターマーク
ところでなぜ本なのか。本の表紙にはなんかそれっぽいイラストや図や写真の他に題名がありますよね。例えばその表紙を写真にとってSNSに貼り付けます。するとどうでしょうか。ただただ本を宣伝している人になります。アイコンなんかにしようものならその作品のファンみたいな感じになっちゃいます。好きな作品ならいざ知らず、どこの幻獣のホネかも分からんやつのようわからん(しかも存在しない)作品のファンなんて小っ恥ずかしくてやっていられないはずです。
早速作ってみる
それでは早速作ってみましょう。
今回はラノベ表紙っぽくしたかったのでラノベ表紙っぽい絵を描きます(本末転倒)
ラフ描いて、
線画して、
色塗って、
完成!(ありもしない)本の内容に合った悲しくも美しい絵になってとても良いと思います!
では文字を入れていきます。
まず、普通にフォントで文字を出します。今回の題名は「赫星に問う」。赫星、に、問う、に分けて出しました。(以降のレイヤーは一つのフォルダにまとめると便利です。ここでは文字フォルダと呼称します)
フォントのままではレイヤーの種類の問題で文字の形や色がいじりにくいのでなんとか画像化します。
うつぎは「レイヤーから選択範囲」→普通のレイヤーでベタ塗りで移しました。
しかし、勘の良いクリスタ民はあれ?と思ったことでしょう。クリスタには「ラスタライズ」という超便利機能があるのです!(当時のうつぎはこれ知りませんでした…)
これは、フォントレイヤーをそのままラスターレイヤー(普通のレイヤー)にすることができるのです!もっと早く知りたかった…
それでは形をいじっていきます。今回いじるのは「星」の字。星の上のところを天球儀っぽくします。
文字の形が出来たので色塗りです。今回はグリッダー(?)みたいなキラキラした感じにしました。
これだけでもゴージャスでよいのですが絵と合わせると少々見づらかったので金縁をつけます。実は最初から文字フォルダには縁つけていたのですが、この縁だとグラデーションなどがかけれず、太くするとのっぺりしてしまうので手動で作っていきます。
まずは先程もやった「レイヤーから選択範囲」。
選択範囲を拡張。
するとこのように選択範囲がほんのり広がります。
選択範囲の拡張はこの下に出ているバーからいじれます。拡張範囲はお好みで!
ちなみにこの拡張範囲いじるやつはアクスタの白押さえ作る時なんかにも使うので覚えておくと良いのだと思います。
拡張した選択範囲に金色を置きます。
金縁も塗り塗りします。
きらきらになりました。
文字はこれでOK!ここからは絵と合わせていく作業です。
文字フォルダを複製&統合&ガウスぼかし。
ちなみにガウスぼかしは上のフィルターのところから出来ます。ぼかし範囲もお好みで!
クリッピングして暗めの赤で塗りつぶします。
これを文字フォルダの下に置いて絵と合わせるとこんな感じ!
後ろにも金色が入っていたり明るめだったりでまだ少し見にくいので、この下にさらに影のレイヤーを作ります。暗めの赤を乗算で置きます。
これでいい感じに見やすくなったので完成!
ということで全体像はこんな感じ!
なかなかいい感じになったのでは!?物語始まりそうでは!?
実際に「本出すのかと思った」とか「おしゃれ」とか言ってもらえたのでうつぎは満足しました。なにか目的を忘れている気がしますが(なぁんで真ん中に透かしあるんでしょうねぇ…)うつぎが満足したので良しとします!
おまけ 〜立ち絵に文字を入れよう〜
しかしだ。うつぎは立ち絵屋さんである。これは立ち絵でやるべきでないか?
と、言うことなので調子に乗ったうつぎは立ち絵に文字を入れてみることにしました。といっても今回頑張るのはキャラ名でもなくロゴですが…
まずはさくっと、いい感じにキャラ名とナンバーをフォント頼りで入れました。今回この文字はいじりません。
では、このシリーズのキャラクターに入れるロゴを作ります。これは文字を手書きしたいのでラフを書きます。
御札というかハンコのシール(?)貼ってるみたいにしたいので文字の前に四角を作っておきます。うつぎはグリッド出して「グリッドにスナップ」という機能を使って頑張って四角形を構築しました。
が、ここにも便利機能はございまして、選択範囲の長方形選択で簡単に四角出せるんですよね…もっと早く知りたかった…!
この四角を白で塗りつぶしていい感じのざかざかしたブラシでいい感じにしました。
では文字を書いていきましょう。グリッドを出してきれいな形になるよう頑張って書きます。ハンコ文字を意識してムラのある感じで…
ちなみに枠は「グリッドにスナップ」しつつおてて震わせながら書きました。
これでロゴは完成!全体図はこちら!
報告書感あって良いのではないでしょうか!
ロゴ御札のちょい汚れた感じも良い味を出している気がします。こちらも描いた本人は大満足です!
終わりに
今回は「絵を邪魔しないウォーターマーク」を目指して色々やってきましたが結局うつぎが大満足するだけの結果となりました。みなさんも気になったらやってみてください!満足します()
では最後に注意点を話そうと思います。
まず、使用するフォントについてですが、フォントごとに「商用利用禁止」や「改変禁止」などの禁止事項が定められていることがあります。改変云々に関しては改変して再配布するのが禁止というのが多いようで文字を画像化(勝手に文字を取れないようにしているもの?うつぎはあんまりわかっていないですすみません…)して個人が遊んでる分には問題ないものが多いようです。しかしやっぱり規約無視は気持ちよくはないのでちゃんと規約で使えるものを使いたいですね…特に商用とかだと色々と面倒そうですし…
そして次に、これは割と重篤な問題かもしれません。普段よりいいねが少なくなります!!!まぁ、いつも描いている絵と雰囲気違うので、単に期待と違うものが出てきたというだけかもしれないとか言い訳はできるわけですが…特に本の表紙というのは宣伝のために存在するわけですから商業のかほりを感じ取られたのかもしれませんね…あと私がストーリー出す出す詐欺しまくってたのも問題かも…
とまあこんな気をつける点もありますがうつぎが満足するので今後も気が向いたらやってみようと思います!え!?本の中身!?そ、そのうち気が向いたらね!!!