スマホだけでも無料で楽しめるメタバース「cluster(クラスター)」の始め方(入門編・はじめかたパート)

VR・メタバース

メタバースのことがよくわからない人や、マナーについて学びたい人は概要編からお読みください。

cluster(クラスター)のはじめかた

スマホ、パソコン、VRゴーグルのいずれも始め方は同じです。

cluster(クラスター)の公式サイトに行くとダンロード用のリンクもあるのでそちらも活用ください。

https://cluster.mu/

  1. アプリのインストール(他のアプリと同じようにインストールするだけ、無料です)
  2. アバターを選んで名前を決める
  3. 操作方法とかのガイドが始まるのでそれに従って操作の練習(5分〜10分くらい)

1.アプリのインストール

今回はiPadの例でご紹介します。
clusterは色々な端末で楽しむことができ、一番おすすめなのはVRゴーグルです。
しかしながら、大抵の人はVRゴーグルは持っていないでしょうから、VRゴーグルの次に初心者におすすめで、比較的持っている人も多そうなiPadでのご案内です。
スマホと同じように操作しやすくて、スマホより画面が大きいのでいろいろちょうどいいのがiPadです。

公式サイトからのリンクやアプリの検索などから「cluster」を探してみてください。(画像は2024年1月15日時点のものなので、タイミングによっては画面デザインなどが変わる可能性があります)

同じ名前だけど別のアプリがいくつかありますので、公式のリンクから行くのが迷わなくていいかも。
同名の別アプリと間違えないように、検索する場合はデベロッパが「Cluster inc」になっていることやアイコンなどを目印にしてください。

インストールが終わると他のアプリと同じようにアイコンができるのであとはタップして立ち上げるだけ。

立ち上げるとこんな画面になるので、「新しくはじめる」を選びます。

ここまできたら次はアバター選びです。

2.アバターの選択

アバターはあとで自由に変えられるので、最初はちゃちゃっと決めちゃうのがいいです。
ここでめちゃくちゃ悩んで決めても、clusterを触り始めるとどのみち別のものに変えたくなるので(笑)

スタート時点ではこんな感じでいくつかの標準アバターから選ぶことになります。
後ほど髪型や顔のパーツや服など細かく変更することができますので、今はサクッと適当に(?)決めたらOK!

アバターを決めたら名前をつけて準備完了です。

3.操作方法を学ぶ

アバターを決めると5〜10分程度のツアーが始まります。

このツアーでclusterの操作方法を少しずつ順番に覚えることができます。

物を掴んだり、エモート(感情のジェスチャー)の使い方を覚えたりして、乗り物に乗って自動でロビーに行きます。

clusterで遊ぶときに何度も訪れるのがこのロビーです。
ロビーにはいろんなユーザーが集まって待ち合わせしたり交流したりしています。
ロビーには3つのステージがあり、それらのステージでストリートライブなども行われています。

これはお正月に撮影した写真なのですが、ロビーでは季節に合わせた飾り付けなども行われています。
おすすめのワールドへの入り口なども用意されているので、やることがなかったらとりあえずここに来れば何か見つかる感じですね!

そしてclusterのスタート地点は自分のお部屋になります。

お部屋は家具などを自由に配置することができて、このような現実風なものだけでなく宇宙基地のようなお部屋などお好みに合わせてテーマを選ぶことができます。
お部屋にお友達を呼んで一緒にお話しすることなどもできるので、使い方次第ではリアルと同じような使い方ができるかもしれませんね。

お部屋の鏡の前にはアバターを編集する機能があり、顔のパーツや髪型やお洋服などお好みのものを細かく選ぶことができます。
この機能は簡易的なので思い通りというレベルではアバターが作れないこともあります。
アバター作りにこだわりたい場合はVRoid Studio(後述)のようなアプリを使ったり、BOOTHなどでアバターやお洋服などを購入する(無料のものもある)のもよいでしょう。

以上でclusterを始める準備は完了です!

広告

アバターをこだわりたい人には「VRoid Studio」がおすすめ!

cluster標準のアバター作成機能だとやりたいことに対して早めの限界が見えてくるのですが、clusterには「他で作ったアバターを持ち込む機能」もついています。
「VRM」という形式で作る必要があるのですが、特別な知識がなくてもゲームのキャラクター作成感覚でVRM形式のアバターが作れるアプリが「VRoid Studio」です。

私の仮アバターもVRoid Studioで作りました!
VRoid Studio
3D創作を誰でも楽しめる世界へ。VRoid Studioは3Dキャラクター制作ソフトウェアです。はじめての人にはかんたんに、慣れた人はよりこだわって、3Dキャラクターを作ることができることができます。

これを使えばかなり自由にアバターを編集することができ、BOOTH等でダウンロードした衣装やアイテムなども使用することができます。

基本的には人間アバターを作るためのアプリですが、極めると3頭身くらいの獣人なども作ることができ、髪型編集機能をうまく使えば角や帽子まで作れちゃうすごいツールです。
もともとある衣装のデザインもコツを覚えたらお絵描き感覚で変えることができるので、こだわれば思い通りのアバターが作れます。
しかも、VRoid Studioも無料なんです。
本当にありがたい…

編集に大きめの画面が必要なためか現時点ではPC版、iPad版のみが提供されておりスマホでは使えません。(スマホユーザーであればREALITYという配信に特化したメタバースアプリがあるのですが、REALITYで作ったアバターをclusterに持ち込むことが可能だそうです。)

アバター作りにはいろいろな方法があるので、自分のこだわり具合を基準にやり方を調べてみるといいかもです。

clusterの楽しみ方

ストーリや目的のあるゲームと違って、clusterの楽しみ方はユーザー自身が見つける必要があります。
「アバターを作ってとりあえずロビーに来たけど何をしたらいいかわからない」と感じる人も多いと思いますが、「(ルールやマナーを守りながら)なんでも好きなことができる」が正解なんです。

clusterでできること

  • 自分のアバターを作ったり、VRoid Studioなどで作ったものを持ち込んで使う
  • アバターを介した自己表現(第二の自分として生きる)
  • お部屋をコーディネートする
  • ロビーで新たな発見を待つ
  • ユーザー同士でコミュニケーションをとる
  • 招待したユーザーのみでミーティングやオンライン飲み会などを行う
  • ワールドに入ってみる
  • ワールドを作る
  • イベントに参加する
  • イベントを主催する
  • Vアイテム(※)を使った収益化

※clusterにはイベント時に使われるVアイテムというものがあります。これは、いわゆる「投げ銭」として使われるものなので、イベント主催者への支援としてVアイテムを使う(あげる)と大変喜ばれます。
Vアイテムを受け取った人はアイテムに応じた「Vポイント」になり、一定額貯まると1ポイント=1円として受け取ることができます。

広告

主なイベントの種類

clusterでは色々なイベントを開くことができます。
誰でも参加できる公開イベントと、決まった人だけを招待する非公開イベントがあるのですが、公開かどうかで使える機能や制限が異なります。

イベントはこんな感じのものが多いです。

  • 歌やDJなど音楽関係のライブイベント
  • 講習会
  • cluster内での写真の撮影会
  • ダンスなどアバターの動きを使ったパフォーマンス
  • オンライン飲み会のような雑談を中心としたイベント(カフェやバーのようなワールドがたくさんあるのでそれらが利用されることも多い)
  • 簡単なゲーム
  • 体操等のエクササイズをみんなで集まって行う
  • アバター、ワールドなどのお披露目会

初心者におすすめの楽しみ方

最初は何をしたらいいかわからないと思うので、とりあえずロビーをうろうろしてみましょう。
声を出すことに抵抗がある人も多いと思うので声も出さなくてOKです。
私の感覚ですがユーザーの7割くらいは声を出していないと思われ、ロビーで声を出す人の方が少ないです。

ロビーではスタッフが定期的にワールドのツアーを開いたり、他のユーザーがお話ししたりストリートライブをしたりしています。
ぼーっとロビーにいるだけでclusterの世界にだんだん慣れてきて、自分なりの楽しさが見つかってくると思います。

たまに、いつもは人が多いような時間帯でもロビーに全然人がいないということもあります。
ロビーの入場人数の制限が50人までなので、51人目の入場者は新しいロビーに飛ばされることになるためです。
clusterのロビーは50人ごとにどんどん増殖してゆくんです。
人が少ないロビーに入った場合でもしばらく待っていると人が増えてきますが、50人未満で人が多く集まっている別のロビーに移動するのもいいかもしれません。
ストリートライブも人が少ないロビーだと行われていないことも多いので、ストリートライブを目的とするなら空いているロビーを移りながらやっている場所を探すのもアリですね。

こんな感じでロビー一覧を表示できます。
パネルの右上の人型アイコンについている数字がそのロビーに滞在している人数なのですが、平日のお昼などはこれくらい過疎っている瞬間もあります笑

慣れてきたらワールドに行ってみましょう!

ロビーに掲示されているおすすめワールドや、メニューの「探索」から気になるワールドを選んで行ってみましょう!

ワールドは50人まで入場可能なので普通に入ると他の人と一緒になることもあります。
他の人と一緒になるのは抵抗があるなという場合は、自分だけが入れるように設定することもできるのでご安心を。

ワールドに入るときの設定で、「プライベート」を選べば他の人が入ってこないワールドを立ち上げることができます。

イベントに参加してみるのもいいかも?

ワールドに入るのと同じ感じで、開催中のイベントにもすぐに参加することができます。
イベント主催者さんの方針ごとにイベントの内容や雰囲気は様々です。

たまに完全に内輪ノリみたいなイベントに入ってしまって気まずい思いをすることもありますがそんな時でも大丈夫。
イベントからすぐに退場することもできるので、合わないなと思うイベントに出会ってしまった時は精神をすり減らす前にささっと帰っちゃいましょう!
主催する側も「ささっと帰る人」には慣れているのでお互いノーダメージです。(笑)

音楽ライブなどは参加のハードルが低いので、最初は音楽ライブのイベントを狙ってみるのがいいかもしれません。

初心者向け説明会も随時開催中!

運営スタッフが中心となり、週に何度か初心者向け説明会が開催されています。
参加するだけでclusterの使い方がわかるし、お友達ができることもあるので最初のうちは頻繁に顔を出してみるのもいいかもしれません。
こちらも声出しなどは不要なので知らない場所で声を出すことに抵抗がある人でも気軽に参加できます。

広告

使い方のアドバイス(自衛編)

いろんな人が集まる場所なので稀に自分とは合わないと感じる人に出会うこともあります。
そういう時はclusterを嫌いになっちゃう前に、嫌な場所からささっと逃げちゃえばいいんです。

  • 知らない人からフレンド申請が来ることがよくありますが、興味がなければ無視して大丈夫です。
  • 実社会と同じような礼節は必要ですが、「一期一会」の側面が強いのもメタバースの特徴です。「合わないな」「苦手だな」と感じる場所からは遠慮なくささっと遠ざかるのが良いでしょう。
  • しつこく付き纏ってくるユーザーや、アバターが大きすぎて視界が塞がれるような場合は、相手を簡単にミュートやブロックすることもできます。健全な自衛手段なのでちょっとでも嫌だなと感じたら躊躇なくミュートやブロックするのが良いでしょう。(相手のネームプレートをタップすると簡単にできます)
  • マイクを使って話すと近くにいる人みんなに聞こえる仕組みになっています。公共の場で内緒話などしたい時はディスコードなどcluster以外の方法で通話しながら遊ぶのも選択肢のひとつです。
  • 「楽しむために行っている場所」であることを意識して、疲れたり嫌な思いをしたらすぐに現実の世界に戻ってきましょう。時間帯を変えて再び訪れたら嫌な気持ちが消えることも多いです。

よかったら一緒にあそびましょ!

私もclusterを本格的に始めてまだ1年くらいなのでわからないことも多く手探りで楽しんでいます。
「clusterをこれから始めたい」とか「始めたけど友達がいない」とかがあれば一緒にあそびましょ!

知らない人からのフレンド申請は無視しちゃってるので(爆)、最初はtwitter(現X)からお声がけいただけると助かります!

VR・メタバース
広告
こねこ惑星 クリエイターズブログ