初心者がオリジナル曲を作ってみた!その4(動画編)《完》

活動日記

こんにちは! こいけです。
先日記事を上げたばかりなんですが、前回の勢いのまま書いていたら最後まで出来上がっていました。さっそく完成ほやほやの記事を皆様にお届けします。

「オリジナル曲を作ってみた」シリーズもいよいよ最終回!
ラストは、音源に合わせて動画を作り、動画サイトにアップします。どうぞお付き合いくだされば嬉しいです!

前回の記事はこちら


映像を撮る

一枚絵にしてカラオケみたいに歌詞を流してもよいのですが、せっかくなので、私が歌っている絵を撮りたいな〜と思いました。
いろいろ探してみて辿りついたのが、こちらの「3tene(ミテネ)」というソフト。

3teneFREE V4 - 3tene
3tene(ミテネ)について これからVTuberを目指す方に、簡単に手軽に扱えることを目的として作られたVT

アバターを読み込ませて動画や写真を撮れるソフトでして、特徴的なのは顔の動きと口の動きをパソコンのカメラで認識・反映させられること!
しかもカメラはパソコンに最初から付いているwebカメラです。
VRなどの専用機器があれば、さらに全身の動きを読み込めるみたいです。

私みたいに「専用機器がなくて顔と口しか動かないけどどうしたらいいか……」という方にも安心。
実は最初からいくつか動きやポーズのパターンが入っているので、これを組み合わせればどうにか動いている風の絵は撮れそうです。
ダンスモーションも3種類用意されているので、こんな感じで踊ることもできます。へへへ。

先日の歌の動画作成には「3tene(ミテネ)」というソフトを使ってるんだけど、最初から何個かモーションが入ってるのでこんなふうに踊らせることもできます☀便利!

こいけ (@koikehakumai.bsky.social) 2024-10-05T08:10:54.078Z

まずは背景を決めます。
歌詞が「お空のあの人へ……」という内容なので、黄昏時をイメージして夕暮れにしようかな。

動画に使うので、著作権フリーの画像を探してきました。これまた多分有名なサイト「pixabay」さんです。会員登録をすると無料で高画質の画像をダウンロードできます。

Just a moment...

「3tene」に背景を設定し、後は曲に合わせて撮影するだけ!
ものの1時間で、ほぼ納得のいく形の映像が仕上がりました。便利〜!

動画を編集する

次は動画を編集する作業です。
こちらは、動画編集用のフリーソフト「AviUtl」を使いました。

AviUtlのお部屋

なんと10年以上前に開発されたにもかかわらず、現役で生き残っているフリーソフトです。
無料なのにクレジット表記なしの動画が作れるのと、何といっても動作が軽いのがポイント! 私のような老兵PCを使っている者には持ってこいなのです。

「AviUtl」はプラグインで機能をいろいろ拡張できるのですが、カスタマイズ次第では有料のソフト顔負けの編集ソフトへと化ける……らしい。
らしいというのは、私にはその技術がないからです。気になる方は、動画サイトやブログで詳しい方の魔改造っぷりを見てみてください。だてに長く生き残っていないソフトで、有志の方がいろんなプラグインを開発しているようです。

さて、私が「AviUtl」でしたいことは、

・映像と音源をくっつける
・歌詞をつける
・エンコード


の3つ! エンコード以外は基本の機能なのでインストールほやほやのソフトでもできました。

編集画面はこんな感じ。
動画のうえに文字の字幕を表示させていくのですが、意外とここに時間がかかった……!
文字を出すタイミングや長さ、場所、浮かび上がらせ方など、考え出すといろいろ気になるところが出てくるんですよね。
テレビ番組のテロップを作っている人は毎日この作業に追われているのか……。

最後はエンコード。ここは見よう見まねでいくつかプラグインを入れてみました。
エンコードは……簡単に言うと、めちゃくちゃ重い動画データをウェブで見やすくするために小さく圧縮したり変換したりしてあげる作業です、よね? 多分……(あまり分かってない)

実はYoutubeにアップロードする段階でもエンコードが発生します。アップした途端に画質や音質が劣化したりしちゃうのですね。
それを最小限に抑えるために、あらかじめYoutube側が欲しがっている規格のファイルに仕上げたろ!という魂胆です。

ぐだぐだ書きましたが、やってくれるのはAviUtlさんです。私が細かいことを分かっていなくても、ボタン一つでなんかいい感じにYoutubeにぴったりの動画にしてくれたみたい。ありがとう!

後は、Youtubeにアップして……完成! お疲れさまでしたー!

1曲作ってみて思ったこと

曲作りは未知の世界の連続!
分からないソフトで分からない記号を使って、これまた分からない作業や分からない勉強をして……ちょっと進めばすぐに「分からない」にぶつかる感じ。迷うよー!

そういえば、昔にも一瞬曲を作ってみようかしらと思い立ったことがありました。で、その時も同じ壁にぶつかってやめちゃったことも思い出しました。
楽しい・ワクワクよりも、難しい・しんどいの方が勝っちゃったんですよね。

でも、今回は「こんな曲を作りたい」「最終的に動画にして作品をアップしたい」と目標を明確にしていたおかげで完成に漕ぎつけることができました!
昔よりも情報を調べやすくなったことや、作曲の環境が手軽に整うようになったことも後押ししてくれました。大体のことは誰かが解説しているし、フリーソフトでほぼ補えるのもすごい!

けど何よりも、作曲頑張れ〜!と応援したり見守ったりしてくださった皆さんの存在が大きかったです。
作曲ってどうしても1人作業になると思うんですけど、分からないところを教えてもらったり、他の頑張っている人を見たりすると、やる気がチャージされました(ありがとうございます!)

それともう一つ。
歌という作品を作るというのは、今までにないちょっと変わった体験でもありました。

ふわふわしたお話になるのですが、文字では言い表せないことが、音の力を借りて違う形で表せる……といったらいいのかな? 歌詞とメロディーが1+1じゃなくて、何乗にもなる感じがある。

人の言葉をお借りするのですが、ある小説家が「言葉には限界がある」というようなことをお話しされていました。
言葉を駆使して物事の本質を捉えようとすればするほど、言わなかった部分が積み重なって結局真実から遠ざかっちゃうんだそう。

言葉のプロでもそう思うのか〜と感嘆したのですが、これ多分、どの表現方法を使っても似たことが起こる気がするんですよね。
例えば旅行の思い出をカメラに収めても、そのときの匂いや皮膚に感じた温度は残りません。
そのときの思い出をブログに綴っても、どれほど心が躍ったのか完璧に共有することは難しいと思います。

カメラしかり、文字しかり、イラストしかり。何かで表そうとした時点で、切り取りになって限界が出てくるといいますか……つ、伝わりますかね(今まさに限界を感じています)

歌には歌詞・メロディーという二つの要素があり、さらに歌い方でも表現ができます。
「だから歌が最強だ!」という話じゃなくて、「こうやっていろんな表現を掛け合わせることで、表したい世界がぐっと広がるなあ〜」というお話です。
それが作っている途中から実感できてきて、ワクワクしたのでした!

次は、がらりとジャンルの違う曲を使ってみたいです。
ポップでノリノリの曲はどうだろう? と思案を始めたところ。
制作スピードはのろのろですが、次がお披露目できるように皆さまからやる気をチャージさせてもらいながら進めようと思います。

ここまで読んでくださった皆さま、長い体験にお付き合いくださりありがとうございました〜!

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