ようこそ広島つけ麺の沼へ!広島つけ麺の基礎知識とおすすめのお店【2026年最新】

グルメ

広島ラーメン、尾道ラーメン、汁なし担々麺、呉冷麺など、広島ってご当地麺料理がたくさんあります。
お好み焼きも麺料理といえば麺料理ですかね!?

そんなご当地麺料理の中でも、広島県民と県外の方で違う料理をイメージするのが「つけ麺」です。
他のつけ麺と区別するため、広島つけ麺と呼ばれることがありますが、これが本当にやばいです!

私は自分の人生で何度も「つけ麺ブーム」がきていますが、最近は第三次つけ麺ブームがきてしまって、食べ物といえばつけ麺のことばかり考えるようになっています。

このように中毒性の高い「広島つけ麺」について、基礎知識やおすすめのお店などをまとめました!

一般的なつけ麺と広島のつけ麺

一般的なつけ麺

ドロドロとも言える濃厚なつけだれで食べることが多く、魚粉がたっぷり入った魚介豚骨がベースとなっているお店が多いです。
つけだれは熱いのですが、麺は熱いままか冷やしたものかを選べるお店もあり、あえて冷たい麺を選んで、熱々のつけだれを冷ましながら麺のコシを楽しむという食べ方もあります。
具材はチャーシューのみというのも珍しくなく極太メンマや煮卵なども見かけます。
「とにかく麺を食べろ!」みたいなコンセプトになりがちで、追加料金なしで麺の量を増やせるお店が多いです。
広島で食べられるところは三田製麺所風雲丸などで、個人店はあまり見かけないかも?

美味しいけど、あまり体には良くなさそうな食べ物です。

広島つけ麺

1954年に広島市の八丁堀で開店した「新華園」が発祥の店とされており、当初は「冷麺」(”広島冷麺”と呼ぶこともある)と呼ばれていました。
魚介の出汁が効いた麺つゆっぽいつけだれに、大量のゴマと辛味が入っている、辛さを楽しむ料理です。
辛味はお店によって特徴があり、刻み唐辛子をたっぷり入れただけのお店から、濃厚な自家製ラー油を作ってるお店までさまざまです。
キンキンに冷やされた麺の上に、茹でキャベツなどの大量の野菜が山盛りとなっており、さっぱりとヘルシーにサラダ感覚でも食べられる冷たい麺料理です。
塩分が気になるかもしれませんが、きゅうりやキャベツに含まれるカリウムが塩分を体外に排出してくれるので心配しすぎる必要もないかも(しらんけど)
唐辛子のカプサイシンもあり、めちゃくちゃ健康に良さそうな食べ物ですが、辛さに慣れていない方は唐辛子の強い刺激でお腹を壊すこともありますのでご注意を。
辛さが苦手な方のために、辛さなしにできるお店も多いです。

余談ですが、広島で冷麺という言葉はかなり幅広い用途となっているため、冷麺という言葉を聞いたら「韓国冷麺」「盛岡冷麺」「呉冷麺」「広島つけ麺」「冷やし中華」のいずれを指しているのか確認が必要です。
特に、古い世代の方は「冷やし中華」のことも冷麺と呼ぶので要注意です。

広島つけ麺の2系統

広島つけ麺は「元祖系」と「新定番系」の2系統に分かれていると思っています。
これ、私が勝手にカテゴライズした言葉なんですが、元祖系は「広島冷麺」とも呼ばれていた広島つけ麺の元祖をルーツとしたものです。
これに現代風のアレンジを加え、いろんな個性を伴ったお店を「新定番系」と位置付けています。

元祖系

具材は茹でキャベツ、きゅうり、チャーシュー程度で、お酢の効いた麺つゆに大量の胡麻とラー油が入ったもので、生まれた時のままの広島つけ麺が受け継がれているような系統です。

元祖である「新華園」や、その血を引きつぐ「冷めん家」がこれに当たりますが、焼肉屋さんのサイドメニューなどで出てくるつけ麺も元祖系であることが多いです。

「新華園」は広島つけ麺の元祖と呼ばれるお店で、現在は中区河原町という観光ではあまり縁のない土地に移転しています。
新華園は他にも何店舗かありますが、いずれも観光スポットなどからは離れており、観光ついでに食べるというのが少し難しいように思えます。

「冷めん家」は「新華園」で修行された方が中区十日市(原爆ドームから徒歩10分くらい)に出したお店ですが、こちらは後ほど詳しくご紹介します。

元祖広島つけ麺のお店は、新定番系と比べると見た目も味も尖った特徴がないと感じるかもしれません。
しかし、上品でさっぱりしながらもピリッと辛味のきいた元祖つけ麺は独特のおいしさがあるので、広島つけ麺を歴史から感じたい人にはぜひ味わって欲しいです。

新定番系

元祖広島つけ麺をルーツにしながら、お店ごとに何かしら尖ったアレンジや、独自のトッピングなどがあるものを新定番と呼んでいます。
「ばくだん屋」と「辛部」などはこちらにあたり、麺がかなり固茹でで、つけだれのお酢感が薄く(ほとんど感じないものもある)、辛味に工夫が凝らされいるなどが特徴です。
元祖のアレンジっぽいものは全部こちらにカテゴライズしていいかと思います。

「ばくだん屋」と「辛部」は店舗数が多いのでつけ麺といえばこれという印象を持っている方も多く、スーパーなどで袋麺としても売られており、私は辛部の袋麺を冷蔵庫に常備しています。
ご家庭向けの袋麺って雰囲気再現が多いのですが、辛部の袋麺の完成度はかなりいい感じなんですよ…

2人前で500円ちょっと、麺やつけだれの再現がかなりいい感じ!

広島つけ麺を牽引する二つのお店ですが、「ばくだん屋」はちょっと観光要素が強くなっており、広島つけ麺以外のご当地メニューなども楽しむことができ、ラーメンなどのメニューも豊富です。
「辛部」はかなり本気のつけ麺屋さんで、冬場のラーメンを除けばつけ麺一本勝負みたいなお店です。

「辛部」も「ばくだん屋」も店舗数が多く、広島駅周辺にもあるので観光でも足を運びやすいです。
もちろん、「辛部」や「ばくだん屋」以外にも魅力的なお店がたくさんあるので、いくつかご紹介してまいります。

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おすすめの広島つけ麺5選

広島つけ麺をこれから開拓していく方のために、私がおすすめのお店を何店舗かご紹介します。
広島つけ麺の定番として押さえておいて欲しい系のお店と、ちょっとマニアックながらもおすすめのお店を合わせて。

元祖系広島つけ麺「冷めん家」

ずっと昔に食べたっきりで、その時は正直あまりパッとしなかったという記憶がありました。
しかし、今回この記事を書くために改めて行ってきました!

…これ…

大人になると良さがわかるやつですね…

辛部などの新定番系みたいな尖った特徴はありませんが、トータルの完成度がめっちゃ高い。
新定番系つけ麺は麺がかなり固茹でで、それを特徴としているところが多いのですが、冷めん家はそれに比べると適度な硬さです。
辛味もピリ辛程度で、新定番系の攻撃的な辛さに慣れてる人は「辛口」でも物足りないかも。
ただ、こちらはアタックの辛さではなく、徐々に蓄積される系の辛さで、辛口を食べ続けると口がピリピリ痛くなってくるやつです。

つけだれの味が濃すぎないので麺は小麦粉を感じるくらい美味しく食べられます。
冷めん家の特徴は超細切りのきゅうりが大量に乗っている点ですが、この超細切りきゅうりとお酢が強めのつけだれのフレッシュさがなかなかのおいしさで、記憶にあった「あまりパッとしない」の印象が「さっぱり系で完成度がかなり高い」に更新されました。
カロリーと刺激だけを追い求めていた頃の自分にはわからなかったおいしさです。
私は1.5玉を頼みましたが、「もう少し食べたい」と感じたので、次は2玉行っちゃうかも…(結局カロリーを求めるのか…)

なお、元祖となる十日市店(原爆ドームから街外れに向かって徒歩10分くらい)は、執筆時点では改装のため長期休業中です。
他に大手町店(原爆ドームから徒歩5分)があるので、観光の方にはこちらをお勧めします。
※観光ガイド等は休業中の十日市店を紹介してることが多いでご注意を。

広島冷麺(広島つけ麺)専門店【冷めん家】 | 冷めん家は、回を重ねるたびに病みつきになる広島冷麺(つけ麺)専門店です。
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尖った辛さと麺の力強さが最高の「辛部」

尖った辛さと力強い麺を経験したい方は「辛部」がおすすめです。
私は辛部に深くハマりすぎていた時期があるため、最近は足が遠のきがちだったのですが、それでも行くたびに「やっぱ辛部の完成度はすごいな」と再認識しています。
広島に遊びにくる方には「辛い麺が好きなら絶対に辛部に行くべき」と勧めています。

辛部の麺は太くてかなりかなりコシが強い麺です。
写真は茹でキャベツがメインの定番つけ麺で、大量のネギもおいしさのポイント。
しっかりと冷やされた茹でキャベツが、一枚づつ丁寧に広げられているのが印象的です。

辛さは0辛〜30辛まで選べて、15辛くらいからつけだれの見た目が変わってきて、麺つゆというよりは辛くて濃厚なラー油のような状態になります。
そして、辛いものが好きな人にとっては、これくらいの辛さがめっちゃくちゃ美味しい!
私は20辛くらいを頼むことが多いのですが、20辛を超えると「辛い」がだんだん「痛い」になってきます。
辛部の辛味は広島つけ麺界の中でもトップレベルです。

辛部の良いところは、卓上に調味料がたくさん用意されているところです。
左から爪楊枝、すりごま、お酢、濃厚ラー油、粉唐辛子で、味変しながら食べられるのがめちゃくちゃ嬉しい!
辛部のつけだれにはほとんどお酢が入っていないので、元祖系に寄せるのであればご自身でお酢を入れるのが良いでしょう。

広島つけ麺という料理の特性上、卓上調味料で後から辛さを増やせるのがとても嬉しいです。
というのも、つけだれのラー油や唐辛子は麺にしっかりと絡みつくので、最初の方でその辛さ成分がほとんど持っていかれがちで、口が辛さに慣れてくるというのもあって、食べ進めるうちにだんだん物足りなくなるのです。
お店によっては「辛さは後から足せるので希望があれば言ってね」と言ってくださるのですが、何度もお願いするのは躊躇しますよね…
なので、自分が好きなタイミングで入れることができる卓上の辛味は、広島つけ麺を最後まで本気で楽しむための最高の制度だと思います。

しかしながら物価高の影響か、この卓上辛味制度を見かけることが少なくなってきており、現在私がよく行くお店だと卓上に辛味が置かれてるのは辛部だけかも?
ばくだん屋など、以前は卓上に置いていたお店も置かなくなってしまっているので、その点でも辛部は貴重でありがたいお店です。

なお、広島つけ麺ってデリバリーにも向いている料理で、広島市中心部に住んでいる人はUber Eatsなどで配達をお願いすることも多々あります。

写真:瑠璃星こねこ

こちらは、辛部で私が一番好きな「のりかつおつけ麺」のデリバリー版です。
キャベツの代わりに大量の海苔と鰹節が乗っています。
この海苔や鰹節がつけだれに溶けることでつけだれの粘度があがって、麺がより多くのつけだれを絡めて持ち上げてくれるようになり、濃厚なかおりと辛さを楽しむことができるのです。
これはかなりおすすめ!
後から自由に辛さを足せないのは寂しいですが、お家でゆっくり辛部を楽しめるのはうれしい。
ただ、袋麺の完成度がなかなかなので、お値段を考えると袋麺でいいかになりがちです。

辛部は公式サイトや公式SNSがありませんでしたが、店舗数がけっこうあるのでGoogleマップなどで調べてみてください。

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広島グルメをいろいろ食べたいなら「ばくだん屋」

辛部と並んで新定番系の2大勢力とも言える「ばくだん屋」もおすすめです!

具材は辛部の定番つけ麺と同じなのですが、器やネギの色のバランスから見た目の印象がだいぶ変わります。
ばくだん屋の麺は辛部より細いのですが、細いながらも芯を感じるくらいにコシが強く、強い麺の束を噛むという独特の食感が楽しめます。
私は冷えたチャーシューの脂身があまり得意じゃないのですが、ばくだん屋は脂身のないチャーシューを提供してくれるのもポイントが高いです。

ばくだん屋は牡蠣トッピング(たぶん観光客向け、地元民には一般的ではない)などもあるのですが、私のおすすめは「のりだくつけ麺」です。
理由は辛部と同じく、のりがつけだれに溶け込むことでつけだれがちょっとドロドロして、麺にしっかりと味が絡むようになるからです。
これは本当においしい!

ばくだん屋の特徴は醤油ベースのつけだれ以外にゴマだれベースを選べるという点でしたが、執筆時点ではゴマだれが別料金となっていました。
合わせて、卓上の辛味もなくなっており途中で辛さの追加ができないので、本気で辛さを楽しむ人にとってはやや物足りないお店になったことは否めないです。

ばくだん屋は広島のご当地料理などのサイドメニューが豊富なので、観光客向けのお店に方針転換したのかなと想像します。
広島つけ麺が苦手な方とも気軽に一緒に行けるという意味でも良いお店です。

ばくだん屋 | ダブルオー

見た目もすごい、お野菜がとにかく美味しい「銀次郎」

こちらは、広島つけ麺好きの間でちょっと話題になっている新しめのお店「銀次郎」です。

ウェディングケーキのようなたっぷり野菜が目を惹きます。
ここはお野菜が美味しい系つけ麺で、トッピングとしてはあまり見かけないスライス玉ねぎがサラダっぽさを強めています。
このスライス玉ねぎがとてもいい仕事をしており、全ての店のつけ麺でスライス玉ねぎを採用すべきとさえ思っちゃう…
こちらも麺は芯を感じるくらいの固茹でであり、つけだれは少し塩味が強めなのでヤンチャな印象がありましたが、お野菜にはよく合うバランスに思えました。
チャーシューは鶏であり、私はつけ麺には鶏肉が合うと思っているので、大きな推しポイントです。
写真は麺1.5玉なのですがもともとの量が多いようなので、普段よりガッツリ食べたいなという方でも普通盛り、少食の方は半玉でもいいかも?


オフィス街の裏側みたいなところにある小さめのお店なので、平日のランチタイムは混みそうです。

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メイン具材のバリエーションが豊富な無添加つけ麺「弁慶」

実店舗には行ったことがないのですが、デリバリーでリピートしているのが弁慶です。
実店舗は広島の歓楽街である流川にあり、お店の雰囲気については賛否あるようです。
歓楽街という立地ゆえに混沌としたお客さまも多そうで、そんなお客さまを夜遅くまで対応するのでお店の方もいろいろあるのでしょう笑

デリバリーなので、届くまでに時間が経っているので麺は何とも言えないのですが、つけだれとトッピングはかなり良いバランスに思えます。
私はつけ麺は鶏肉派であり、レモンがついているつけ麺が大好きなのですが、ここは両方叶えてくれるのがかなり良い。
お野菜に大根が入っているなどさっぱり度はかなり高め。
それでいて、十分にパンチのある辛さも楽しめ、無添加だからかどうかはわかりませんが後を引く奥深い味がかなり好きです。
書きながらよだれが出てしまうレベルだ…

Uber Eatsのスクショなのですが、写真が上手すぎてすでにおいしそう。
私の居住地では、つけ麺のデリバリーが一番安いのもここなので、安くて美味しいなら最高じゃんとリピートしまくっています。

流川に近寄る機会がほぼ皆無なんですが、ここは実店舗で食べてみたいなぁ…

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番外編:麺龍

先日ご紹介したre:Dine広島にあるつけ麺屋さん「麺龍」ですが、時間が経つにつれてかなり好みのつけ麺であったことに気づき、食べたい欲が止まらなくなっています…

が!

何度行っても「新規受付停止中」となっていてお店が閉まっているのです…
閉店等のアナウンスがないので運が悪いだけかもですが、私にとって2度と出会えない幻のつけ麺になっています。
たぶん、ここめちゃくちゃ私の好みだったな…
もう一度食べれる時ってくるのかな…

広島つけ麺に対する誤解

広島つけ麺は、どれだけ辛いものが食べられるか競技的に楽しむ料理と誤解されているかもしれませんが、ご紹介した通りお店ごとにいろいろなこだわりを持ったご当地麺料理なのです。
体に悪そうという印象もあるかもしれませんが、お野菜がたっぷりなのでむしろ体に良いのでは?
きゅうりやキャベツなどカリウムが豊富なお野菜のおかげで、体内の余計な塩分を放出してくれそうです。

誤解として何より残念なのは、どのお店のレビューもそもそも広島つけ麺がなんだかわかってない人が荒らしてしまっている点です。

「辛い食べ物が苦手なので★1」「冷たくてびっくり★1」「子供と行きましたが、子供が食べられるものがなかった★1」などなど、店主が見たら横転しそうなくらいの「そういう食べ物です」みたいな低評価が入っちゃってるんですよね…

こういう誤解を解いてゆくためにも、私も頑張って広島つけ麺の素晴らしさを世に広めて行きたいと思います。(使命感)

最後につけ麺情報

私の体は広島つけ麺に乗っ取られているので、禁断症状が出るたびにいろんなお店で食べています。
食べ歩いたつけ麺をXやブルースカイでは当たり障りなくご紹介し、私たちのディスコードサーバーではいろいろぶっちゃけながらお話ししています!

広島つけ麺をもっと知りたいという方は、ぜひこれらもチェックしてくださいっ!

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こねこ惑星のディスコードサーバー

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