航続距離・運動性能・武装のバランスが取れた戦闘機

零戦のペーパークラフトを紹介します。
零式艦上戦闘機二十一型(A6M2b)は、太平洋戦争初期に日本海軍の主力戦闘機として活躍した機体で、真珠湾攻撃や南方作戦で「無敵」と評された代表的な型です。
これは、一般的に「零戦(ぜろせん)」と呼称される機のペーパークラフトです。
零戦のペーパークラフトは、今回紹介する物以外にも結構多く出回っています。

「栄光と脆さ」を同時に体現した機体
零戦二十一型は、航続距離・運動性能・武装のバランスが取れた初期型の完成形であり、太平洋戦争初期の日本海軍航空隊の象徴的存在でした。防御を犠牲にして攻撃力と機動性を極限まで追求した設計思想は、戦術的には大成功でしたが、戦争後半にはその弱点が致命的となりました。
極端に被弾(攻撃を受けて、弾が当たること)に弱かったそうです。
今回もブログに掲載するため、初めて開封しました。
(いつも、勿体ないと思うが、中身には興味があるのです)
何か透明プラスチックケース的なものが入っていました。


これが飾り用ケースになるようです。
外箱も飾り台のパーツになるとのことです。
歴史的背景を背負った紙模型

A4サイズ、2枚シートでの構成です。
パーツ数は思ったより少ないですが、リアル設計と謳っているだけあって、素晴らしい彩色が施されています。

コックピットの風防は金属特殊印刷です。
機体全体に接ぎ筋が入っています。プラモデルでいう筋入にあたります。
プラモデルは、完成度を高めるために、彩色スキルが必要ですが、
ペーパークラフトは型紙のデザイン次第で完成度が変わってきます。
このモデルは彩色が素晴らしいので、完成品も素晴らしいと思います。

専用台座が附属しています。
「飾るのが前提」といった構成になっています。


工作難易度は中級クラスくらいでしょうか。
1/48サイズです。
プラモデルでは1/48サイズ、1/32サイズ、1/72サイズがありますが、
ここは紙なので、少々大きめの1/24サイズでもいいんじゃないか?と感じました。
1/24サイズは木製模型ならあります。(完成後、飾るのが大変か)
このペーパークラフトは、完全廃盤になっていますが、時々オークションやメルカリで見かけます。

