遊馬(あそま)しいしのペーパークラフトコレクション(20)

ハンドメイド・クラフト

今まで「新しいペーパークラフトの世界」としてブログを書いてきましたが、

ただのコレクションの紹介じゃないか、という声を頂きましたので、

今回より「遊馬(あそま)しいしのペーパークラフトコレクション」と名を変えたいと思います。

東京駅、美しきアーキテクチャの王様

建築模型のペーパークラフトです。

ペーパークラフトが好きな方は、目にした、あるいは手にしたことがあるでしょう。

ある意味、日本のペーパークラフトの代表格とも言えるのではないでしょうか?

東京駅は大正3年に完成し、営業を開始しました。

昭和20年の東京大空襲の時に屋根を焼失し、

昭和22年に八角屋根・2階建てのスタイルに修復されました。

そして、2012年に創建時の丸屋根・3階建てに復元されました。

赤レンガで造られた駅舎は、日本を代表する建築物として、その風格は衰えることがありません。

このペーパークラフトは創建時の姿を再現したものです。

定価が2,678円(本体2,600円)となっています。

まだ、消費税が3%の時代のものですね。

価格シールが貼ってあるということは、

消費税なるものが施行される前から発刊されているものですね。

1988年に初版が発刊されています。

このブログを書いているのが2025年ですから、37年前となります。

JR東日本が完全民営化になったのが2002年なので、

このペーパークラフトBOOKは国鉄時代に製作されたものかと思います。

発行所が集文社となっています。

集文社からは「帆船 日本丸」や「姫路城」など多くのペーパークラフトBOOKが発刊されています。

昔からのマニアは、多くの方が集文社のペーパークラフトを作った事があるのではないでしょうか?

私は、今でもペーパークラフトといえば「集文社」を連想してしまいます。

illustrator Ver.1.0でデザインしたのかな?

パーツの色つけが素晴らしいです。

レンガもしっかり再現されてます。

窓なんて、グラデーションが施されています。

でも、水彩画風でもありますので、手描きかな?

細かいパーツが多いのですが、その分モデルの完成度が高くなります。

この細かさがペーパークラフト好きにはたまらんですわ。

建物内部まで再現しておりますぞ!

各階の部屋の内部まで再現しているんですね。

上の画像は、ホテルの客室・レストランエリアにあたります。

Mac版のillustratorが出たのは1987年(昭和62年)です。

このペーパークラフトがどのように設計・製図されたかはわからないのですが、

レンガや屋根瓦の再現力をみると、illustratorで製作したのかな?っと思ったりします。

でも、工作付録のペーパークラフトって戦前からあるもんな。今度、紹介しますね。

なんて親切な組立説明図なんだろう

組立説明図はとてもわかりやすいです。

まるで、ガンプラの組立説明図のようですね。

とても1988年(昭和63年)のものとは思えません。

少なくとも手描きではないですね。

読みものも大変興味深いのです

東京駅の歴史について、4ページにわたって紹介されています。

なかなか、興味深い内容ですね。

戦後、東京駅を取り壊そうとした動きが三度あったそうです。

三度目は昭和63年だそうで、思ったより最近ですね。

(この時にペーパークラフト化を思いついたのかな?)

結果的には保存され、重要文化財に指定されて現在に至ります。

こんなの、あったよね~!

昔の本にはこんなアンケートはがきが付いていることが多くありました。

切手を貼ればいまでも届くかな?

iPhoneのマップでは「駿河ビル」が出てきますね。

でも、集文社の文字は出てこないです。

現在の集文社の所在地は、新宿です。

はい!、頑張ります!

このブログ用に写真を撮ろうと思って初めて表紙カバーをはずしたのですが

まさか、このようなメッセージがあろうとは!

もちろん、しっかり頑張りますよ~!

そして、これからも模型作りの楽しさを広めていきます。

 

このペーパークラフトは、時々ヤフオクやメルカリに出ています。

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