内斜視手術を受けましたレポ

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こんにちは、そら嬢です。

 

大変私事ですが、先日お目目の手術を受けてきました。

手術を受けるにあたって事前にいろいろ調べていたのですが、詳しい手術の内容や術後の経過など、知りたかったことがなかなか見つけられなかったため、自分の備忘録も兼ねてゆるーいレポを書きました!

今後、手術を検討されている方の参考にもなったらいいなぁと思います。

 

※手術を受ける病院の方針や、目の状態によってかなり変わってくると思います。

 この記事はあくまで「そら嬢はこういう感じだったよ」という内容なので

 詳しいことは担当の先生としっかりお話をされてくださいね!

お目目の手術を受けることにしました

 

・・・という感じで、かなりのスピード感で手術が決定しました。

 

斜視自体ははっきりといつからあったのかはわかりません。

学生の頃はあまり気になった記憶はなくて、なんか目の焦点が合いにくい気がするなぁと感じたのは社会人になってからのような気がします。

 

かかりつけの眼科では手術ができなかったので、手術を専門にしている眼科を紹介してくださいました。

「ご武運を!」と言われ「はいっ!」と元気に返事をして診察室を出たのですが、待合で気が付いちゃいましたね…ご武運をって言われたってことはなんか怖い手術なんだって……

 

もしかして手術中はずっと目が見えてるのでは!?という恐怖にドキドキしながら手術をしてくれる病院へ診察を受けに行ったのですが、なんとこの日はいろいろ検査をしているうちに聞くのを忘れて帰ってしまいました。

次の診察までドキドキは持ち越しです。

内斜視手術とは

 

眼球には上下左右に6本の筋肉がついているそうで、そら嬢は内斜視なので左右の2本の筋肉を手術で動かすことになりました。

 

筋肉を縫い付けるのは眼球の皮?表面の膜?の部分で、ミリ以下の厚みだそう…「そんなところに縫い付ける外科手術の技術すごい!」という感動と、「まじでちょっとでも頭動かしたらまずいんじゃない…?」という不安がせめぎ合っていました。

 

目の手術と思うといろいろ不安が大きかったのですが、眼科的にはぜんぜん難しい手術ではないそうです。

手術時間は40~50分程度の予定、麻酔も局所麻酔なので日帰りです。

術前検査

 

手術の前の週に術前検査を受けに行きました。

よくある眼科の検査のほか、血圧、酸素濃度、採血もありました。

低血圧の民、今日も今日とて低い数値をたたき出し看護師さんを困惑させてしまいました…ごめん…低血圧ってどうやったら改善するんだろうね…

 

そして術後についての説明も受けました。

目を切るので、白目の部分がかなり充血するそうです。

そして、手術してしばらくすると目のズレがちょっと戻ってしまうことがあるそうで、これは経過を見て戻りがひどければ再手術や眼鏡での矯正をすることもあるかもしれない、とのことでした。

 

そして、今回はばっちり確認しました!

「手術中、見えてますか…?」

なんか、どうやら、見えないようです。見えないなら良いか…。

いざ手術!

 

手術前に麻酔の目薬を数回さしてもらいました。

両目にさしたのでぼやけたりするのかな?と思ったのですが、特に見え方が変わったりはなかったです(そら嬢は目が悪いので気づいてないだけで何か変わっていたのかもしれない…)。

 

手術室はよくドラマなどで見る外科の手術室よりも簡単なつくりのようでした。

歯医者さんのように後ろに倒れる椅子に座り、血圧計と心電図をセット。

カバーをかけて麻酔をして、いざ手術開始です。

顔のカバーと黒目のカバーのおかげで、たとえば「針が見える」みたいな恐怖はまったくありませんでした。よかった!

えっもう帰れるんですか?

 

筋肉を動かすので、どうしてもその瞬間は痛みが出るそうです。

「ズーンとした感じの痛み」と聞いていたのですが本当にその通りで、いちばん近いのは眼窩をつよーーーく押した痛みだと感じました。

 

手術中、先生が逐一声をかけながら進めてくれていたのですが、やはり手術は緊張するもの、時間の進み(体感)はとても遅かったです…もう40分くらい経ってもうすぐ終わるかな…?と思っていたら、まだ半分しか終わっていませんでした…笑

とはいえ、手術自体は首尾よくすすみ、おおむね予定通りに終わったそうです。

 

びっくりしたのが、手術後すぐにお家に帰れたこと。

麻酔も打ったのでしばらく待機時間があるのかと思っていたのですが、ふらつきなども全くなく術後10分で帰り支度をしていました。

 

ここで問題発生。

なんと、メガネがかけられないのです…

手術後は眼帯をするとは聞いていたけれど、こんなごっつい眼帯(プラスチックのカバーをテープで顔に張り付けるタイプ、もはや帯ではないな…?)だなんて聞いてないよ…!!

とてつもなく痛い

 

術後すぐ、メガネなしで公共交通機関(しかも乗り継ぐ)で帰る勇気はなかったので、おとなしくタクシーで帰りました。

 

帰ってすぐはとても元気で、家族に眼帯を見せびらかしたり友人に手術してきた!と報告したりとのんきに過ごしていたのですが、麻酔が切れたのでしょう、じわじわと痛みが襲ってきます。

最初は気のせい?これくらいなら耐えられるのでは?と思っていたのですが、痛みが本気を出し始めるともう何をしていてもどの体勢でも痛くて、薬が効くまでお布団で抱き枕を抱えて耐えていました…

 

そして薬が効いてきても、眼球が動くと痛いのです。

右目が動くと左目も動いて痛いので、ほぼ目をつぶった状態でご飯を食べました。

目って片方ずつばらばらで動かせないんですね…初めて知りました。

 

さらに大変だったのはこの夜。

深夜に痛くて目が覚めて薬を飲んだのですが、いまいち効きが悪かったのか痛みが薬を上回っていたのか、ずっと痛みにうなされてよく眠れないまま朝を迎えました…痛がる以外何もできなくてほんとうにしんどかった…

先生、目がとても痛いです…

 

手術をした日、先生から「翌日いつでもいいから診察に来てね」と言われていました。

その時は手術後だからゆっくりしっかり寝てお昼くらいにいこうかなーなんて考えていたのですが、夜中からずっと痛いのに耐えられなくて、朝一で病院に駆け込みました。

もちろんタクシーです。痛みと寝不足でふらふらです。

 

着いてすぐ、眼帯を外して目の周りを消毒してくれたのですが、まあ痛くて痛くて目が開けられない。

その旨を看護師さんに伝えたら、麻酔の目薬をさしてくれました。この目薬のために目をこじ開けられるのもめっちゃ痛い。

 

すると…

なんということでしょう…ものの5秒で痛みがスッ…と消え目が開くではありませんか…!!

思わず「それください」と言いそうになりました。

 

そして、どうやらこの激痛は、目の表面のキズによるものだそうです。

見えないようにつけてくれていた黒目のカバーによってキズができてしまっているそう。

そうか…黒目のカバーのせいなら仕方ないか…ないと怖いもんな…(そら嬢は黒目カバーに大変ありがたみを感じております)

 

そして出されたのは、目の中にダイレクトアタックタイプの塗り薬。

よく皮膚科でだされるような、チューブの塗り薬です。目に塗るのは初めてだなぁ…

 

ちなみにこの日は、病院から帰って痛み止めを飲んで5時間お昼寝をしました。

人間の回復力、すごい。

 

手術当日とその翌日は、もうものすごく、とてつもなくしんどかったのですが、2日後からは日々、徐々に回復が見られました。人間すごい!

痛みはあるのですが初日のようにのたうちまわるほどではなく、痛み止めもそんなに飲まなかったです。

ただやはり目を動かすと痛みや違和感が強くなるので、目を使う作業はあまりできませんでした。

困ったことに、そら嬢の趣味って全部目を酷使するんですよね…(スマホ、編み物、お絵描き、読書、PC、、、)

特に画面をみているのが思った以上にしんどくて、ちょっとSNSを眺めては目を閉じて休み、ちょっと動画を見ては目を閉じて休み、ちょっと編み物しては目を閉じて休み…と、一日の大半を目を閉じて過ごしていたような気がします。

 

やっと落ち着いてきたなと感じたのは1週間くらいでしょうか。

手元が見れるようになり、近距離が見れるようになり…と、だんだんピントが合わせられる範囲が広がっていった感じです。

ただ、目の充血とまぶたの腫れはまだかなり残っていました。

まぶたは上下とも腫れていたみたいで、目がちゃんと開かないんですよね…左目だけ眠そうな泣きはらしたような目をしていました。

結果:やってよかった!

 

手術から10日後に診察に行ったとき、この日は眼帯も着けずに両目を開けて外を歩くことができてちょっと感動しました…

 

術後の経過も順調でした。(ちなみにこの間、目薬2種類が処方されて毎日3回さしていました。あと例の塗り薬も。)

まだちょっと痛み、違和感があったので診てもらうと、どうやら手術した糸が障っているところがあったらしく??

「処置しますね」というので、手術台(みたいな椅子が隣の部屋にあった)へ行くのかと思いきやその場で、いつもの診察室で処置がはじまりびっくりでした…

麻酔の目薬をして、プチンと糸を切るような音がして、ものの数分で終了。

この後たしかに目の違和感が軽減しました…!

 

その後も目薬2種類はなくなるまで継続。

充血と腫れはかなり長く残りましたが、腫れがおさまると目もしっかりと開けることができとっても快適です。

いまでは階段を目を閉じないで降りることができています!

 

目の手術のリスクもゼロではないですし、術後2、3日のしんどさ、2~3週間続く痛みや違和感によるストレスはありましたが、そら嬢は手術をして大正解(もっと早くしたらよかった…)でした!

もし今後、また大きくズレて焦点があわなくなってしまうことがあったら、また手術を受けると思います。

 

ただ思ったのは、受ける前に術後の痛みや不便さを知っておきたかったなぁということ。(本当に数日は使い物になりませんでした…)

これから目の手術を検討される方は、お医者さまに術中・術後のことをしっかり詳しく聞いておくとより安心して手術を受けて、術後を過ごすことができると思います!

 

あくまで参考程度ではありますが、今回のレポがどなたかのお役に立てれば嬉しいです。

 

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